床仕上げ
床の左官が始まりました。
床は壁と同じ土の搔き落としですが、人が歩くことを考えてセメント多め。そして色は落ち着いた黒を目指します。
色は黒に群青と朱色をまぜます。そうすることで色に深みが出るみたいです。また同じ黒でも入り口から奥にかけてグラデーションにしたら面白いかもと提案され、お願いすることに。
先ほどの色の粉と土やセメント等々混ぜます。
ただ実際この段階ではどうグラデーションになるかわかりません。。。
実際に仕上げてもらった部分を見てもまだよくわかりません。。。
まあ完成のお楽しみですね。
今回初めて内部床を左官で仕上げたのですが、床の仕上は一般的にフローリング、タイル、石、カーペットがメインで左官仕上げは選択肢にありませんでした。
住宅でもやってみたいなと妄想が始まりそうです。
yhonda
土壁
土壁ができました。今回の仕上げは土壁の搔き落とし。土に石灰やセメントも入れてます。
道路に対して斜めに角度をつけた壁に以前記事で書いたように壁と同じ土でお店の名前をつくりました。
写真はお店のロゴをデザインしたイラストレーターさんが土を掘ってサインを作る様子。土壁と格闘してました。笑
あとは床も色や配合、骨材を入れこちらも土の搔き落としにします。
それにしてもやはり左官はいいですね。
クロスだと張っておしまいですが左官は下塗り、本番はネタを現場で作って、コテで仕上げる、更に今回はブラシで搔き落とす。これだけ人の手が入ってるからか、愛着が湧きます。なんだか無性に壁に頬擦りしたくなります。笑
yhonda
模様替え、或いはリフォーム
先日、知人夫婦から水廻りだけリフォームしてほしいと依頼がありました。
お風呂、洗面所、トイレと言った水廻りだけで、間取りには手をつけないためリノベーションというよりは模様替えやリフォームの範疇にあたる工事になります。
普通はリフォームで私たち建築家やデザイナーが参加する機会がなく、またデザイン業界からは『リフォーム?そんな小さな工事は業者に任せな』といったある種自分たちがやる仕事ではないという風潮がある中、今回初めてリフォームをデザインさせてもらったのですが、リノベーションとは異なる別のやりがいや意義みたいなのを感じた仕事になりました。
マンションなら築15年も経てば設備の交換時期ですし、家族の成長に合わせて少し間取りを変更したい、或いはもっとシンプルに壁紙交換したい、ペットがぼろぼろにした部分を直したい、ちょっとした棚などつけたい、など生活していれば当然そういう要望って有ると思うんですよね。ただ費用もかかるし、面倒など色々理由があって行わないのでその辺りを設計者が加わることで色々な提案ができるのではないかと考えたのです。
その辺りの思いは、今回カメラマンに写真を撮ってもらいましたので、写真が出来上がり次第、改めて記事を書きたいと思います。
yhonda
古民家鑑定士を受験します!
今月、古民家鑑定士を受験予定です。
このブログではまだ紹介してませんが、今年築70年近い住宅のリノベーションを行いました。
この工事をお願いした工務店が古民家協会に加入されていて、古民家について、協会の活動について等々色々と教えてもらいました。
元々私は茶室や数寄屋建築に興味を持ち建築の道に来たので、入らないわけがありません。古民家鑑定士を持ったからといって何かメリットがあるわけではなく、上記の協会に加盟しないと資格を持つ意味がなさそうです。ただこの会員費用が6万/年なので経費が痛い...
ただ、この鑑定士に受からないことには会員になれないので、まずは合格を目指して頑張ります。
yhonda