湘南古建築ガイド(仮)
新しいプロジェクト...というと大げさですが、一つの試みをしてみようと思います。私の設計活動エリアである湘南には鎌倉を中心にたくさんの歴史的建築物があります。その建築物を紹介するガイドを作ろうと思います。
元々日本史が好きということもあり、学生の頃から京都に通いたくさんの古建築を見学し、それは今でもライフワークの一つです。そのなかで写真や、実測したスケッチ、集めた資料等がそのまま整理することなく埋もれてしまうのがもったいないと考えていたところ、今まで集めた資料をまとめて、その建築物のガイドマップを作ればよいのではないかと考えるに至りました。
いわば私の忘備録ともいえるのですが、その忘備録を知人に見せたところすごく面白いとお褒め頂き、ならばPDFにしてこのブログからダウンロードできるようにし誰でも街歩きに利用できるようにしようと考えました。
なお、あくまでも歴史家でもないので、掲載の歴史的な解釈や見解は個人のものということを付け加えておきます。利用した人から『こうした方が使いやすい』『これは見解がおかしい』などの意見はコメント欲しいです。また、一緒に制作してくれる人、リサーチに付き合ってくれる人、原稿を書いてくれる人がいるととてもうれしいです。笑
またこのシリーズは湘南の建築物を中心にスポットライトをあてていきますが、
どうしても鎌倉エリアが多くなると思います。この町にこんな建物があるよ等の情報も教えて頂くと嬉しいです。
前書きが長くなりました。
第一回は鎌倉の英勝寺さんを紹介します。3月18日アップします。
次号は大船の常楽寺さんを7月中旬を目標に現在リサーチ中です。
次々回は未定ですが鎌倉市が続いたので別の街の、宗教建築ではないものを扱いたいと思います。
それではお楽しみに。
熊本
熊本に行ってきました。震災からやっと来れたわけですが、街中はほとんど震災前と変わりないように思えました。
ただお城は地震から1年経ってもまだ震災直後と変わらないような姿に言葉が出なかったのです。ただこんな状態でも熊本城の格好良さや風格を保っているのはすごく、このような姿も愛しいと思ってきました。笑
西南戦争の直後もこんな感じだったのかなあとか、色々思いをはせてきました。
そしてやはりいろんな人に愛されているなあとお感じたのは熊本現代美術館で開催している熊本城×特撮美術の展覧会。模型のレベルに圧倒されます。愛してなければここまで作れないです。下の写真は特撮の模型。写真が下手で上手く伝えられませんが、圧倒されます。
そして地震で倒壊した阿蘇神社の楼門もありました。こちらも在りし日の姿を想像させ感動しました。
熊本城の凛々しい姿は、地震から立ち上がろうとする熊本の姿、
阿蘇神社は亡くなられた方への鎮魂に感じました。
お近くの方、熊本へ行かれる方、ぜひ現美へ足を運んでくださいませ。