常楽寺さんをリサーチ中...

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古建築ガイドの第二弾のリサーチのため、大船の常楽寺さんにお邪魔してきました。大きなお寺ではないですが、通りから奥まっているので静かで、庭の水の音が、心地よくとてもよい空間です。
建築も周囲の緑とも調和して派手さは無いが、力のある、禅寺らしい凛とした建築空間を作り出しているように感じました。

 

ただちょっと疑問に思うのが、平成の修理時に屋根を茅葺から銅板葺きにしたらしいのです。でも、山門はいつからかは不明ですが、元々は瓦葺きを茅葺に、文殊堂も瓦葺きだった模様。防火やメンテ上銅板葺きにしたようですが、現代の効率や現代の解釈で変更したのはもったいないような気がします。しかも他の二棟が茅葺なら一棟だけ防火対策してもあんまり意味ないんじゃ...個人的には茅葺の建物が三棟ならぶ姿を見てみたかったです。


それと今回のシリーズで二回目を常楽寺さんをテーマとしたのは英勝寺さんとゆかりがあるからです。先程触れた文殊堂は元々は英勝寺さんにあった建物でした。なぜ移築されたかはこれからしらべます...

 

それと常楽寺から歩いて10分かからない場所に立派な切通しがあります。これぞ切通しって感じで痺れました。

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