第2篇 東勝寺橋
湘南古建築ガイドの第2篇として鎌倉の東勝寺橋を紹介します。本当ならばブログでもリサーチ記事をお伝えしているとおり、大船の常楽寺の予定でしたが、思いの外難航...時間がかかりそうなので、先に完成した東勝寺橋を繰り上げました。
橋をどう体験するか、橋だけでなく土木構造物一般に当てはまりますが、それは結構難しく理解するのに時間が掛かるかもしれません。
例えば、建築物は外だけでなく中に入ることが出来るので、外から中への一連の空間体験が可能です。しかし、橋は外しかなく、目的地へただ通り過ぎるだけのもの。そしてインフラという意識が強くどう見ればいいのかわからないのではないかと思います。
私は少しだけ土木のデザイン事務所に所属していたこともあり、橋の面白さや、空間の味わい方が分かりますが、初めは橋の空間って何?、橋に空間は無いよと考えたものです。このような土木に関心が向くと都市もより美しくなると思うのです。
今回は橋にスポットライトを当てることで、少しでもその魅力が伝われば嬉しいです。
なお、今回も前回の英勝寺と同様四つ折りで持ち運べることを考えてありますので鎌倉散策にご利用頂ければと思います。次回は、8月にお届けできればと考えています。