オフィスのプレゼン

昨日は今設計中のオフィスのデザインプレゼンでした。

大きな修整は無し!良かった良かった〜。

パースはまだ公表出来ないのでおいおい公表できればと?

 

普段私が設計するテイストとは離れてますが(協働しているデザイナーの好み)、設計思想の一部は反映出来てるかと思ってます。

あとはもう少しディテールを洗練させていきたい。

 

 

 

北アルプス

 

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雑誌turns主催の北アルプス周辺自治体の移住イベントに行ってきました。

実は長野市にある工務店さんから、長野市など周辺自治体の空き家や古民家をリノベーションして移住促進できないかと相談を受けており、その情報収集のためでした。

実際、移住を検討中の方が多くいらっしゃり、このプロジェクトの可能性を感じます。

 

自分たちがやりたいのは、不動産仲介だけでなく、現代のライフスタイルにあったリノベ。古民家再生ではないし、地域創生ではない。長野で理想の暮らしができる、その住まい部分でのサポート。

 

住まいに不安を感じてる人が多かったのでその辺りを丁寧に紹介していきたいです。まずは早く企画書作ろう...

第四篇

色々悩みましたが、次は白旗神社、丸山稲荷の鶴ヶ岡八幡宮の中の両建築物を取り上げることにしました。


白旗神社は鎌倉の建築の中で格好良さではベスト3に入る建築だとおもいます。特長的なのは色もですが拝殿のダイナミックな屋根です。武家の神社に相応しい造形です。また、丸山稲荷は朱色で控えめな姿です。境内で一番古い建物で、国の重要文化財に指定されてます。


これからまたレポートなど報告していきたいと思います。

 

悩み

先日アップした第三篇 常楽寺の次回はどの古建築を取り上げようかと悩んでいるのですが、 現段階での候補は

(鎌倉)鶴岡八幡宮の丸山稲荷と白旗神社

横浜市栄区)昇龍橋

藤沢市)本漣寺

を考えていますが、どうしても鎌倉よりになってしまいます。

このシリーズのテーマとしては

①湘南エリア~駿河湾

②古いこと(戦前くらいまで)

②有名ではないけど、面白く特徴がある建築・建造物

③個人的に興味がある

 

上記設定をしているためどうしても鎌倉が多くなってきてしまいます。小田原にも面白そうなものはたくさんあるかと思うのですが『これおもしろいかも』と思ったものが非公開だったりと探し出せていません。

どなたか古建築情報教えて頂ければ助かります。笑

 

 

 

 

 

 

津島神社

名古屋の津島神社に行きました。

そこで見た不思議なもの。

 

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門の前に衝立状に壁があります。

そのために拝殿や本殿が見えません。

一見すると邪魔に思えてしまいます。

 

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本殿を見えにくくすることで神聖さを出すと同時に導線を長くすることを狙っているのでしょうか。

 

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HPにはこうありました。

 

蕃塀 

尾張造の特色で、正面から大神様に邪気が当らないように造られた。

 

なるほど。神聖な領域だから邪気みたいなのは入らないような気がしましたが、入ってきてしまうんですね。尾張造ということで他に同じような造の神社が愛知県にあるのか探してみたいと思います。

 

 

 

 

 

第三篇 常楽寺

第三弾としてブログでも進捗をご報告していた常楽寺をご紹介します。常楽寺は大きなお寺ではなく、また何か有名な仏像や建築があるわけではありません。ではなぜ常楽寺を取り上げたかと言いますと、鎌倉の歴史において重要な歴史を持っていること、第一弾の英勝寺とつながりがあること、そして個々の建築が特に優れているというよりは、各建築物と環境が調和し作り出すお寺全体の空間や空気感(お寺スケープ)が優れているのが理由です。

アクセスが決して良いとは言えませんが鎌倉の外にあるため静かに参拝できます。拝観無料ですし、仏殿脇の池を眺める位置にベンチがありのんびりできます。是非訪れてみて欲しいお寺です。

 

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いすみ学 出口商店

いつもお世話になっているkurosawa kawaratenさんの古民家改修を見学してきました。

今自分がやりたいことと重なるところが多く、今回のプロジェクトの背景なども踏まえまとめてみたいとおもいます。なお写真はあまりうまくとれなかったのでdesignboomさんの写真をご覧ください。苦笑

 

 

□大学と地域の連携

 

今回見学した施設は千葉大学が千葉県内の各地域に学生のために自由なアトリエ兼イベントスペースを用意したもの。現在は千葉県内に3つのこのようなハブがあります。なぜ大学がこのような施設をつくっているのかというと、地方大学の多くが似たような状況だと思うのですが、就職すると約9割の学生が東京を中心に千葉から離れてしまう、千葉に定着してくれないことに危機感を持ったとのこと。大学としては学生と千葉市だけでなく広く千葉県の各地域の人々や地元企業とつながり、プロジェクトやイベントを通して地元の方と交流、ゆくゆくは千葉県内で就職…という効果を狙っているといいます。

その狙いが身を結ぶかは時間が必要かもしれませんが、とても面白いと思います。人口が減っている街では商店もシャッターが閉まり寂しい景観となってますし、お年寄りだけだとどうしても、時間が停まってしまった街にみえてしまいます。そんな街に若者が来る、たとえ昼間人口が増えるだけとはいえ良いこと。地に足がついた活動で、街が活き活きして見えることがとても重要なことだと思います。

 

■古民家であること

 

この建物は明治44年(1911年)にできた建物で、もともとは日本酒の卸を営んでいたお店。つまり100年以上の時間を風説に耐え、そして地域の人々とかかわってきた建物です。千葉県内の土地勘は無いのでいすみの方が千葉大のある千葉市をどう意識しているかはわかりませんが、千葉市といすみは結構な距離があるので、地元の方にとってみれば、同じ県内とはいえ、千葉市はどこかよそもの感があるのではないでしょうか。ここで地域のためのスペースといっても、受け入れられにくい可能性があったと思います。今回のプロジェクトが新築でピカピカの建物よりもずっとここいすみにある物の方がなじみやすく、また自分の街を尊重してくれていると感じるのではないでしょうか。

通りがかりの市民の方も『ここ新しくなったのよ、素敵なところでしょ』と言ってました。

実際にこの空間を体験してみると古民家ならではの丸太の躯体や時間を感じる古材たちに包まれて、とても居心地がよいです。時間を経てきた建物というのはそれだけでパワーがあります。一部吹き抜けているので構造のダイナミックさも感じられます。また、桁側は引戸で全て開くことができ、視線が抜けるところも気持ちよいです。場所の魅力をうまく引き出しています。またオープンな空間は街に開かれているという意思表明でもありますね。

街にこんな施設があったら本当にいいだろうなという空間。

 

 

 

人口減少・移住

いすみ市もゆるやかに人口が減っているとのことで、このような施設があり、ここで様々なイベントがあると街に活気が出て移住を決断する人も出てくるのではないでしょうか。

最近空き家問題について考えることが多いのですが、人口が減る、ひいては空き家が増えるのはしょうがないと思います。色々な自治体が移住促進の取組にやっきですが、少ないパイを奪い合いしているようにしかみえず、この移住合戦の先に何があるのでしょうか。私としてはこんなキャンペーンをして予算を使うよりも、地域住民へのサービスを充実させる、地域に活気がでる、よその人がそれを感じ、住むと面白い

街かも...というストーリーの方がみんなにメリットがあると思います。

 

そもそもなぜ人がいなくなるかといえば、その街に産業が無くなったからですよね。産業と住宅がかつては結びついていた。それは夕張だって九州の炭鉱の街もそう。もちろん、木更津の様に川崎に吸い取られてしまうケースはあるが、今はアウトレットを中心にまた盛り上がろうとしている。

だから産業を起こせば人は戻ってくる。産業は仕事口でもあり、活気になります。その活気を生み出す時にこのような施設はとても有意義でさまざまな可能性があります。なぜなら地方には東京と違ってお店は少ないし、大きなイベントは少ないですがこういう施設は持ちやすい環境があります。むしろ大きいイベントではなく小さなイベントの集積こそが街づくりや活気をつくる、ひいてはこのイベントを通して産業が生まれる。

今回の『いすみがく』を見学して感じました。

 

 

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